20250831-0901【鹿嶋PJ】7期生・8期生合同ゼミ合宿を開催しました!

 2025年8月30日から9月1日まで、茨城県鹿嶋市にて、7期生と8期生による合同ゼミ合宿を行いました。今回の合宿は、鹿嶋プロジェクトの引き継ぎと、地域の伝統行事「神幸祭」への参加を通して、地域への理解を深めることを目的としています。

 初日、東京から高速バスで鹿嶋に到着した私たちは、昼食後、「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」周辺の公園や海岸を散策しました。地元の方々がマリンスポーツを楽しむ様子を眺めながら、海辺の雰囲気を満喫。その後は鹿島神宮を訪れ、翌日から使用される山車に祈りを捧げる人々の姿や、地域の信仰と祭りのつながりに触れることができました。道中では齋藤先生から鹿島の現状や歴史について解説をいただき、地域理解を深める貴重な時間となりました。

 2日目、昼から合流したゼミ生も加わり、午後には「まちづくり鹿嶋株式会社」を訪問しました。タウンマネジャー兼取締役の済藤さんより神幸祭の詳細な説明をいただいた後、参道に並ぶ五つの山車を見学しました。

 夕方には地元の小中高生も祭りに参加し、会場は一気に熱気に包まれました。日没後、鹿島神宮駐車場に整然と並ぶ山車は照明に照らされ、幻想的な光景を演出。18時からは各山車が踊りを披露し、その後、地区を巡行しました。

 同時に行われた「提灯まち」では、青竹に吊るされた提灯を地面に打ち付ける迫力ある場面に観客が引き込まれました。続く奉焼の儀では、竹が燃やされ提灯が灰になる荘厳な光景を目にしました。無事に持ち帰った提灯は家に飾ると幸運を招くとされ、地域の人々の文化と信仰に触れることができました。

 今回の合宿を通じて、7期生と8期生の交流が深まりました。特に8期生にとってはゼミ初の活動となり、メンバーとの関係づくりやゼミ活動への理解を深める貴重な機会となりました。

 また、神幸祭や提灯まちを体験することで地域文化の厚みを実感する一方、参道の景観整備等が進む一方で、空き地や空き家の利活用といった、今後のまちづくりの課題も見えてきました。引き続き考えていきたいと思います。

 今回の合宿にご協力いただいた、まちづくり鹿嶋の済藤さん、ありがとうございました!


東洋大学 福祉社会デザイン学部

人間環境デザイン学科 山内丈太郎

齋藤博研究室

まちづくり・都市計画研究 東洋大学 福祉社会デザイン学部/ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科